「そんなの嘘に決まってるじゃないですか!」
うん、分かってるよ。
分かっていながら、騙されてあげる。
私は貴方がごちゃごちゃと愛らしい言い訳をしている時、それが嘘だと見抜いても敢えて見過ごすことが多いと思う。
それは、貴方との関係の方が大切だから…
いちいち「嘘をつかないで」なんて言って話を拗らせて時間を無駄にしたくない。
みえみえの嘘でも完全スルー。
それは貴方が大切な人だから…
それが真実なのか嘘なのか、いちいち問い詰めることはここでは賢明じゃないと判断する。
貴方を論破してほんの一瞬の快感を得るなんていう行動は、目先のことしか考えていない人間のすることよ。
これは賢明な対処法に違いなく、概ね正しい。
……
でも、3回までね…
4回目以降は、口論になっても致し方なし。
きちんと指摘して、意見を戦わせることにしてる。
何が言いたいかと言うと…
私に対して、見え透いた嘘なんてつかなくていいよってことかな。
有りの儘の貴方で、充分素敵なのよ。