貴方は、私の黄金を汚物と言った。
……
私は失礼な目に遭っても大抵我慢&スルーするようにしてる。感情を爆発させて、一々戦っていたらキリがない。
ただでさえ頭の中は考え事でいっぱいだというのに、そんなくだらない言葉を気にしていたくない。
今はこんなこんなことを言っている私も、10代の頃は荒削りな感情剥き出しモンスターだった。
これは、私を見兼ねて貴方が掛けてくれた言葉。
「ももか、一瞬我慢して徹底的にスルーしなさい。
目の前のことしか見えていない人間とは違って、君はニ手三手先まで見通せるほどクレバーだろう。
だからこそ、かわして立ち去れ。
絶対に〝やり返すな〟
まぁ、失礼なやつはとことん失礼だから、
この先きっと僕たち以外の勇者が倒してくれるよ。」
追伸
「たとえ侮辱されても、やり返そうとするな。
川辺で気長に待てば、やがて敵の死体が流れてくる」
——孫子

