普段、貴方は食べることをどれだけ重視しているかな?
勿論、食事の時間を楽しみにしている人は多いけれども、食べること=人生とまで考えている人はそれ程多くないのではないかな?
食べる行為自体、とても苦手。
そんな私が参考にしているヘレニズム期の哲学者エピクロス。
彼の思想を紹介したい。
「一切の善の始めであり根であるのは、
胃袋の快である。」
つまり、食べることは人間にとって単なる生命維持を超えて、全ての善の基礎になっているというんだよ。
エピクロスは快楽主義者と呼ばれるが、
彼の快楽の根源は食べることにあった。
とはいえ、たくさん食べれば食べるほど快楽が増すかというと、そうではない。
また、贅沢をすればそれで幸せなのかというと、そうでもない。
我々はどうしても量や質を求めてしまうけれども、エピクロスはいずれも否定している。
むしろ適切な量だけを食べるよう勧めている。
質についても、水とパンだけで快楽を得られると言っているくらい…
よく誤解される。
エピクロスのいう快楽主義とは、
心を高揚させることとは正反対の考え方。
彼の掲げる快楽は〝アタラクシア〟といって、
心が乱されない状態を指す。
その為には、食べ過ぎず、贅沢をしないことが求められる。
そうやってきちんと己の飲食をコントロールできれば、真の快楽が得られ、幸福な人生が送れるということだね。
追伸
最近の私は誰と、何を、どう食べるか…
もうそればかり、考えている。

