「ももかさんは、僕の推しです!」
「貴方は言葉の意味通りに扱えていない気がするよ。」
「推し」と言う言葉は、俗語だね。
意味は「人に薦めたいと思うほど気に入っている人物や物」のことを表しているらしい。
主にアイドルやアニメのキャラクター等に向けられる感情のことを指すらしいけれども…
この「推し」という感情を身近な人に対して向ける場合、言葉の本来の意味通りに扱えている人は案外少ないのではないかな?
私は君の手が届く範囲に存在してる。
では、私が貴方以外の誰かだけのものになることを想像してみて欲しい。
「やっぱり、彼に薦めてよかった。」
…そう、心から想えるの?
少しでも嫉妬や疎外感といった邪(よこしま)な感情が胸中に渦巻くのならば、その推しという感情は、恐らく現状の関係を維持する為の言い訳にしか過ぎない。
推しという言葉の感情で、感情に向き合いきれない人間が増えないことを切に願っています。
追伸
「ももか!だいすき!!!」
私も、だいすきだよ。

