どうして〝相手のために〟そこまでできるのか。
とんでもないよ。
私は行為の中心には常に自分を置いてる。
…いや、置くべきだと想ってる。
そう…全て、私のためなのよ。
もちろん貴方にとっても素晴らしい成長機会になるはずだけれども、私も自分が何としても達成したい目的を成し遂げるために、そうして国としての大戦力を育てあげてきている。
だから、コーチングそのものに関しては、偉そうに貴方のためだなんて考えたこともないよ。
特徴をどう強みに変換していくか…
現に貴方との誠実なキャッチボールの果てに築かれた信頼関係は、途轍もなく強いでしょ?
あとは、私の場合は、変わろうと本気になっている人間を支えることは、自分自身にとっても極めて充実した精神的な喜びなのよ。
「ももか、らしいね…
しかしこの10年…旅立った国民もいたね。
その度、君は涙を流してきた。
それでも、引き留めない…それは何故?」
それは大変難しい質問だけれども…
原則、その人間に適した世界へ早めに旅立ってもらうべきだと考えているからかな?
自信を失わせる前に、早めに旅立たって行って欲しい。
「怖いなぁ…
僕も追放されかねないってこと?
何を問題視して、旅立たせてる?」
そもそも勝手に旅立っていくので、私が引き止める余裕なんてない場合が殆どだけれども、敢えて言語化するなら本気で変わりたいという意識変化が起こらないケースじゃないかな?
マインドセットが変化したのならば、本気で取り組んでいる限り、時間はかかっても行動は徐々に変わる。
必ずね…
でも、マインドセットが変わらないのであれば、私が要求することは相手にとって悪いストレスにしかならずに、結果的に精神的に潰れてしまうか、反発して国全体に害悪を与えるようになる。
「ずいぶん丸くなったと思ってたけど、
相変わらず厳格な女王でいらっしゃいますね。」
厳格かな?
残念だけど、どれだけ理性でそうしようとしても、自己保存の重量からどうしても抜けられない人間は少なからず存在する。
それはそれで本人の特徴であり、それが活きる不確定要素の少ない文脈で己を生かして欲しいと願ってる。
「目指しているのは…?」
私と貴方が共有する目的を、貴方が自分がやりたいこととして、主体性をもって共に必死に追いかけてくれたら、最高かな。
それは私の命令で動かされた場合よりも、遥かにパワフルなリーダーシップを、貴方自身が発揮してくれる未来を創ることに等しいでしょう。
人を動かすとは、そうやって主体性をもって自分ごととして動く〝本気になる人の連鎖〟を仕掛けていくことじゃないかしら?
実際には自分に従順な人間に囲まれることが気持ち良い女王…権力者が上下関係で支配する国…組織が殆どよね?
特に貴方のような強烈な創業カリスマが健在の組織はほぼ全てそうなっているんじゃない?
その結果、次世代リーダーが育たず、その創業者が去った後に組織はどうなるのか?という課題に直面している大企業は山ほどある。
実質一代で潰えていく国が、規模に関係なく殆どなんだよ。
だからこそ、私の与えた本気の連鎖を仕掛ける技術は輝くはずよ。
貴方はこの10年間、その瞳で視てきたでしょう?
私は、新時代の国の在り方の実験として、永遠の花園…その持続可能性に建国当初からこだわってきた。
私でないと操縦できない船は創りたくないよ。
「だから、悩んでるんだね?」
うん…
第一世代である私の意味クレイジーな個人技に依存している習慣を、どうすれば国として継承可能な伝統に転換できるのかなってね。
そこでの最大のテーマも、人を本気にして主体性を持たせるリーダーシップ力の伝承であり、国の未来は正にそこに懸かっている…
まぁ、そんな感じかな。
「ももか、面白くなってきたね…」
我がハートの騎士団たち…
繋いでよ、この想い。
𝑵𝒐 𝒎𝒂𝒏𝒔 𝒍𝒂𝒏𝒅へ…
End.
追伸
𝑬𝒗𝒆𝒏 𝒊𝒇 𝒔𝒐𝒎𝒆𝒐𝒏𝒆 𝒍𝒊𝒌𝒆 𝒎𝒆 𝒎𝒖𝒔𝒕 𝒅𝒊𝒆, 𝒎𝒂𝒚 𝒕𝒉𝒊𝒔 𝒍𝒐𝒗𝒆 𝒂𝒍𝒐𝒏𝒆 𝒓𝒆𝒎𝒂𝒊𝒏, 𝒃𝒍𝒐𝒔𝒔𝒐𝒎𝒊𝒏𝒈 𝒔𝒕𝒊𝒍𝒍.

