「憶えててくれたの?


…ありがとう、ももか。


俺が今日、城を出たら先ずすべきことは…」


その俊敏な思考速度が好き。


貴方はこれから自分だけではなく、自分の周囲にいる人々、ひとりひとりの〝人としての特徴〟を診なければなりません。


「ポイントは?」


今のスキルだけを診るのは、良くないね。

まだ磨かれていない特徴も含めて、その人が根源的に持っている〝本質的な能力〟を見極めることかな。


「いきなり難易度高いね。」


じゃあ、特別に良い方法を教えてあげるよ。


自分や相手の中の強みを見つけることは、ある方法を知ればそれほど難しくない。


この方法の核心となる理論を先ず説明します。


いきなり〝特徴〟を掴み取ることが難しいのならば、もっと想像しやすい〝文脈〟から掴み取る方が飛躍的に容易。文脈からの方が簡単に特徴に辿り着ける。


じゃあ、試しに貴方が社会との関わりで気持ちよかった文脈(≒好きなことをしている文脈)を頭の中で列挙してみてくれる?


…その貴方が〝好きなことをしている文脈〟こそ、貴方の特徴が強みとして既に発揮されているのではないかな?


よくよく考えてみて…


生まれてから本日に至るまで、どんな人間も天文学的に無数の動詞を実行してきたのよ。


その一つ一つの行為の試行が、良い結果をもたらしたのか、悪い結果をもたらしたのか、世界からの反応を貴方も受け続けてきた。


無意識下にある幼少期から現在に至る経験の蓄積と記憶が、今の貴方の「好きなこと」と「嫌いなこと」を決めてきたはずよ。


今の貴方の好き嫌いは、貴方が元々持って生まれた特徴の反映とも言えるし、好きなことは貴方が歩いてきた文脈において〝強みとなった貴方の特徴〟の集積だと考えていいよ。


その膨大な実験データの経験則で、好意的に選び出された貴方にとって好きな「〜すること」こそが、貴方に良い結果をもたらすに違いない。

つまり、それが貴方の本質的な強み


ね、簡単でしょ?


その人の〝好きな動詞〟に着目せよ。


この理論の重要さを意識して周囲と接していると、その人の〝好きな動詞〟がよく聴こえてくるようになる。


そういう耳を養うことができたら、貴方がより強力なリーダーになっていく可能性を開花させたということじゃないかな。


𝑻𝒐 𝒃𝒆 𝒄𝒐𝒏𝒕𝒊𝒏𝒖𝒆𝒅…

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