「盲目的になっていく悦びと恐怖がある。」


その瞳に「これ以上夢中になってはいけない」と「でも貴女しかみえない」の矛盾が散らす火花をみた。


私は貴方を𝑯𝒆𝒂𝒓𝒕の𝑱𝒂𝒄𝒌の一員…

私だけの𝑲𝒏𝒊𝒈𝒉𝒕として迎え入れるべきか、

永らく悩んでおりました。


本気、情熱、優しさ…

一見、𝑱𝒂𝒄𝒌としての素養は全て揃っているようなんだけれども、不協和音が鳴っている。


「全て受け容れる。」


私はその言葉を信じて、騎士団に名を連ねる者でさえ恐らく誰一人として経験したことのない厳しいセッションを、敢えて貴方に課したのよ。


大抵の人間は、相反する矛盾に耐えられない。


白黒はっきりつけたがる。


そんなことできもしないのに…


「どうしようもない男だから、


堕ちて堕ちて堕ちて、

そこで本気になるしかない。


そこまでしないと、

本当にどうしようもないから…」


これまでの貴方は、


全て持っていたから

全て持っていないのと同じだった。


今の貴方は、


全て持っていないから、

全て持っているのと同じなのよ。


私の足許で追求し続けなさい。


次回の逢瀬で、𝑱𝒂𝒄𝒌の証をお渡しします。


ありがとう。

感謝しています。


追伸


私の中で「愛したい」と「壊したい」に引き裂かれた狂乱は、灰色…


生憎天気予報は晴れでも雨でもなく、曇りの日が多い。


だから、まだ壊さないよ。


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