百々果のお庭

2024年08月

日記の方にも綴ったが、

AMANDAに在籍して1ヶ月経った。


幾ら言葉を尽くしても

此の気持ちを表現する事は難しい…

そんな胸がいっぱいになる様な気持ち。


SMクラブに在籍する事には、

最初は正直抵抗があったんだ。


その理由は単純明快で、

自由を失いたくなかったから。


でも、ある時私は意固地なっているなぁ…と気付いた。

私のことを想ってくれている人の話も碌に聴かず“好きな事を仕事にする=好きじゃなくなってしまう”そんな固定概念に無意識に縛られていたんじゃないかと…


其の儘天井をぼんやり見つめていると、

現代フランス気鋭の哲学者ガルシアの思想が頭の片隅に浮き出てきた。

「激しさ」彼の着目するキーワード。

そう…“激しさ”は必要だ。

10代の頃の私には寧ろ“それ”しかなかった。

無鉄砲に誰よりも先に走り出し、

何処迄も自由に振る舞った。

毎日が愉しくて仕方がなかった。


これは私の持論だが、

女王は誰かに育ててもらうんじゃない。

自らの意思で成長し続けなければならない。


あぁ…危なかったと冷や汗が流れたよ。

人生には分かれ道が幾つも登場するが、

疑いもせずつまらない方に行くところだった…


人生は夢だ…愉しくないとな。


“激しさ”を実行する3つの策略

【変異】環境を変え、抑揚を重視

【加速】物事を速度を上げて実行

【初体験信仰】初めてのことに挑戦


ガルシア…貴方の言う通りかも。

心ともなく頭の中の彼と対話していた……


結果的に私はその日にAMANDA在籍を決め、

新しい世界に飛び込んだ。


不自由さは確かにある。

だけど、私は好きな事を嫌いになってない。


それは、貴方のおかげだよ。


全て貴方のおかげだ。


…ありがとう。


私の国が更に華やかに栄える様、

そのM性という稀有な花を咲かせて欲しい。


存分に咲き誇ってくれ。


それが、私からの唯一の願いである。



追伸


明日から9月…

だが、秋を出迎えるには未だ早い。

夏の残り香を集めて歩くのも悪くないよ。


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「もう消えてしまいたい」


私が居なければ生きていけないと泣いていたお前の姿を不意に想い出した。


「そうか…じゃあ私が生きてる間は、お前も生きていられるな。」


何の気なしにそう返すと…


「もし、百々果様が居なくなったら…」


「そんな先の事考えるなよ。あと勝手に私を殺すんじゃない。鞭打ちだ!」


…やっと、お前も笑ってくれた。


そんな彼も2、3年前に一家の大黒柱となった。めっきり顔も見せないが、元気にやっていると風の噂で聴き、安堵している。


人には如何しても此処を乗り越えなきゃならないってタイミングがある気がする。

その時、傍に誰が居るか…それだけなんじゃないだろうか。


国民を守るのは、女王の義務。


雨が止むまでは、

私の檻の中で休んでいたらいいさ…


🖤🐦‍⬛懐に鞭を隠しているブラック百々果🐦‍⬛🖤

急に出して驚かせるのが愉しい!笑

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君は是迄多くの傷ついた蕾を労り、

咲かせてきた。

だから、花神なんだ。

最も華やかでいる事が許されているんだ。


みんなが知ってる御伽話…


花の精霊。


まだ無名だった私に、

貴方が与えてくれた優しい名。



空を見上げて…



私は今日も一生懸命咲いているよ。



見ててね……



追伸


私は嬉しかった。


だから必ず貴方にも優しい名を…


次逢う時迄の私の宿題。


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私は恐ろしく気紛れで、我儘だ。

そして、不撓不屈の楽観主義者でもある。

(これだけ聞くと最強っぽいが実際はヘナチョコかも)


女王としても、女性としても、一人の人間としても、発展途上で不完全な存在。


だから間違いを起こすし、失敗もする。

そんなの日常茶飯事だ。

内省はするが、反省は殆どしない。

…というか、出来ないんだと思う。


興味関心の幅は大変狭いが、特定の分野においては知的探究心を存分に発揮する事が出来る。

しかし誰かに命令されたり、ルールを押し付けられた途端に逃亡する癖あり。


一度好きになると、ずっと好き。

感情表現は苦手だし下手だけど、大好きだ。

嫌いは好きに変化する場合もあるが、無関心は変化しない。


生身の人間なので不安定な時もあるし、最悪な気分の時だってある。

そんな時、貴方は私を何時も通り丁寧に優しく扱ってくれるか。

有りの儘の私を愛してくれるか。


もし、そうしてくれないのなら…

私と最高の瞬間を一緒に過ごす資格はない。


奴隷が女王を選べる時代…

私も、奴隷を選ばせてもらう。


私はこういう人間だ。


追伸


お昼寝して、起きて、

なんとな〜くで綴った文章だ。

まぁ半分くらいに聞いておいておくれ。


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私の足許にフラッとやってきた仔犬の話。


彼は私から少し距離をとって、

広いソファにゆっくりと腰掛けた。

一丁前に腕なんか組んでる愛らしい犬だ。


「僕は奴隷ですね、犬ですね…」

「要望とかは特に無くて…お任せします」


余りにも覇気が無いので、

どういうつもりで私に逢いに来たのかと…

グッと近づいて、瞳の奥を覗き込んでみた。


…その瞬間、驚いたよ。

君は煌々と輝く光の結晶を宿していた。


現段階で君の事を理解してくれる者はそう多くは居ないかもしれない。

だがあと数年…数十年もすれば、誰もが君の才能に嫉妬する。

…そんな日が来るだろう。


だからね、そんなに焦る必要はないよ。

君は生き急いでいる様だ。


もっと余計なものを重視して見るといい。

“ノイズ”という“あるがままの多”に着目し、物事のバッググラウンドを覗き見てみなさい。

それは隅とか余白、間奏、付属品、副作用、脇役…比喩的表現だが、君なら理解出来る筈。


それでも駄目なら、また私の足許へ…

その抱え込んだフラストレーションなんて、

衝撃を突き合わせて、相殺してやる。


検討を祈るよ。


追伸


貴方が日常に戻って、

頑張っている事は解っている。

何時も私は此処に居るから、

どうしようも無く辛い時は、帰ってきなさい。


貴方の話を聴き、

一緒に頭を抱えてやる位の事は出来るさ。


待ってるよ。

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