私たちは自分の暮らしている社会によって一定の型に嵌められ、周囲の人々と同じ様にする事を強いられる。
伝統に従えば恩恵を受け、反すれば罰を受ける…
私と貴方みたいな人間は社会通念に縛られながら生き続ける事に耐えられないんだよね…
然しね、私は貴方よりも遥かに愚かな人間なんだ。
私は周囲の人々と異なって居られる勇気がある。
「イエス」という答えを期待されている場面でも平気で「ノー」と言う事が出来る。
それでも尚、調和を求められたとしても、
私は自分らしく、自由に生きていきたいと願ってしまうし「それは違う」と堂々と異議を唱えてしまうんだ。
こんな私に求められている役割は、
貴方だけの秘密基地になってやる事くらいだと思っている。
異質な人間の存在に脅威を感じた者達からの敵意…
全て私が受けてやる。
貴方はこんなにも大き過ぎるリスクを背負う必要はない。
此処は安全だ。
だから…私の檻の中では、
存分に乱れ咲き誇って魅せて欲しい。
追伸
「百々果様は批判を受けて、お辛くはないのですか?」
…心配の声も多く聞かれるが、正直に答えると私も人間なので辛い時もある。
(弱音を吐いたら、慰めるのが貴方の役割)
でも基本的には、あまり気にしていないね。
大抵、面と向かって批判される事は少ないので「それは私に向けられたものではない」と勝手に結論を下すか…もし仮にそれが明らかに私に向けられたものなら、拒絶する。
大衆はその時の気分次第で好き勝手な事を言ってきたりするものだ…
貴方も煩い声に一々耳を貸し、受け容れる必要なんて無いよ。
「常識外れな事をするな!」
…つい最近も私に面と向かってそう言ってきた奴が居たが、私はそいつを無言で突き飛ばし、立ち去ってやったよ。
世の中、こんな人間も居る。
貴方は、充分よくやっているさ…
今日もお疲れ様、よく頑張ったね。