百々果のお庭

2024年09月

“ポリアモリー”

直訳すれば“複数愛”

「3人以上の当事者が合意して築く関係」を指す。


「好きな人が2人以上いる事についてどう想いますか…?」

「パートナー(恐らく彼女、妻、他のS女性・女王etc…)が居ても百々果様の奴隷でいてもいいですか?」


長年、女王をやっていると調教だけではなく奴隷の人生相談にのってやる機会も多い。

(俯瞰してみると26の小娘に真剣に相談してくる姿は大変愛らしい)


「下らないな」

…何時もそう返してしまう。

そんなに直ぐ貴方が欲しい肯定を与える程、

私は優しくなんかない。


大体、好きな人が複数人居たら駄目なんて誰が決めたんだ。別の人間を別の色彩と強度で同時に愛して、何がいけないんだよ。


“浮気”“不倫”そんなダサい言葉になんて縛られたくないね。

私からしたら、心底どうでも良い。


然しそれは此方の世界での常識だ。

私の国の常識だ。


貴方が彼方の世界で日常を生きていく事を前提としてアドバイスするのであれば…

世間は殆ど全ての局面において敵だと憶えておきなさい。


そして、秘密にすると決めたなら貫け。

最期の最期まで、徹底して貫け。


私は貴方が彼方へ戻って行った瞬間に、

全て無かった事にしてやる。

そして、貴方が私の足許に戻ってきた瞬間に全て憶い出してやる。


まぁ、そんなに悩むなよ…

私たちの関係性だってずっと、なんてないんだから…頭を抱えてる暇なんてないよ。


ずっと、じゃないから、今この瞬間がこんなにも愉しくて、切なくて、尊くて、そして永遠なんだよ。


此のつまらない世界を、少しでも面白く生きよう。

…その為にうまく私を利用したらいいさ。



追伸


「私を独り占めしたい」

…そう言うのなら、やってみせてくれ。


私を貴方に夢中にさせればいい。


ね、簡単でしょ…?

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「百々果様をお守りしたいです。」

…そんな風に言わせてしまう女王なんて、

なんだか、ちょっぴり情けないよな。


でも、それでいい…


城の中に棲む貴方には、

私の柔らかい心を見せているんだもの…


私だって人間だ。

不機嫌な時も、涙が溢れそうな時もある。


…全部、貴方が先廻りして。

此の涙が溢れる前に駆けつけて。

そして如何にかして私の機嫌をとってくれ。


何時迄もそうやって甘やかしてくれなきゃ厭なんだ…


「少しやり過ぎたか…」


偶に不安になって振り返ってみるけど…


屈託の無い笑みを浮かべた貴方が居る。


当たり前だって想ってないよ。

心から、感謝してるんだ…


“我が国に棲む者には一人の例外も無くMとしての幸せを謳歌して欲しい”


心からの願い…

私が無垢を貫けるのは、全て貴方のお陰だよ。


私の国を裏で支える愛す可き従者よ…


貴方は私だけのもの…


私だけのKnightよ…


追伸


手の甲へのKissは、ヨーロッパ中世の騎士道文化の名残り…


貴方はその宮廷愛を貫け。


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今日はOFF

久しぶりに自宅にて一日中好きな事だけをして過ごし、今の私はとても機嫌が良い状態。

大人の唯一の義務はご機嫌に暮らす事だ。

これは案外難しい事だが、今日の私はちゃんと出来ている。

それだけで偉いだろ。


貴方もこれぐらい自分自身を甘やかしてやりなさい。


最近は私と未だ出逢っていない貴方へ向けた便りが多くなっていた気がするので、今日は私の奴隷・愛奴・従者たちへ愛らしい散文を捧げたいと想う…


さて、どんな風に綴ろうかな…

私の日記やBlogは何時も大体思い付きで5~10分程度で書き上げる事が大半だ。

ま、結構適当なのだよ。

故に後々読み返して、誤字脱字を訂正したり、表現として相応しくないものを一部修正する事もよくあるんだ。

だけど、私の足許に来てくれる貴方は言葉を一つ一つ丁寧に拾い上げてくれているんだよね…私の綴った文章を一言一句鮮明に記憶している者も居るからな。

頭が下がる想いだよ。


じゃあ、そんな私の事を愛して已まない貴方に古典的な二択を投げかけてみようか。


「価値観が同じ人か違う人、どちらがいい?」


そうそう…

そうやって頭を抱え、存分に思考してくれ。


価値観が合う=好きなものが一致している

その捉えでいくと、まぁそれに越したことはない気もするよね。

「好きなもので、自分を語れ」そういう綺麗事も頻繁に耳にするしな…


AMANDAでのセッションに於いても、先ずは貴方の好き(要望)を聴き取る場合が多い。

但し、私は必ず嫌い(NG)もよくよく聴き取っている筈だよ。気になれば何故嫌いなのか深掘りする事もある。


(現実的な話、此の様な工程を踏むには100分以上のコースでないと難しいけどね…)


じゃあ先に私のAnswer…

「価値観は一部同じ、そして一部全然違う」

…それが最高だね。

二択質問の答えにはなってはいないが、

まぁ、許せよ。


分かり易く表現し直すと、

「やらない事は互いに一致しているのに、やる事は決して自分とは似ても似つかない」

…そんな貴方が最高に好きだ。


その根拠は、人はやると決めている事より、やらないと決めている事の方が圧倒的に多いからだよ。思い付く儘に全て行動に移していたら一日中休む暇無くバタバタと走り回る様だからな。


「やらない」という事は、

互いの目には見えないよね…

感受するしかないんだよ。

その繊細な心の機微を魅るしかない…

私はこういった美しいコミュニケーションを好むんだ。


…理解してくれるか?

まぁ、何言ってるかよく分かりませんでも構わんよ。遊び相手にはそこまで期待してない。


但し、私の城の中に棲む者には是非理解しておいて欲しい。


互いに未知な存在の儘でいい。


「貴方はちょっと得体が知れないけど、やっぱり人と違って最高に面白い」


それでも尚、根本的な相手への最大限の敬意と気遣いは辞めない者同士で居ようね。


これが、長続きの秘訣だよ。


貴方のAnswerは私の足許に来た際に聴かせておくれ…



追伸


私は所謂、恋愛経験みたいなものが無い。

故にこれが普通のカップルや夫婦という関係性にも応用できるかは保証してやれないので、注意するようにな。


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私のポストやBlogを読みながら、

貴方はあれこれと思考を巡らせているんでしょうね。


「私のことが気になる」

「逢ってみたいけど、勇気が出ない」

「想像と違っていたら、どうしよう…」

「ハマってしまったら、どうしよう…」

「好きになってしまったら、どうしよう…」


迷い彷徨う愛らしい貴方にアドバイスをしてさしあげたいと想います。


“ネガティブ・ケイパビリティ”

“消極的受容力”をもつという発想を取り入れてみなさい。


それは“不確実なものや未解決なものをその儘受け止める能力”のことです。


M紳士である貴方はその資質を有しているはず…


皆がどういったイメージを抱いているか分からないけれども、私は時折、判断を留保・中止することがあります。


私生活だけではなく、セッション(プレイ)においても必ず余韻を残すようにしています。

つまり、本当の正解を導き出すために、より多くの可能性を残した状態を保つということかな…


貴方の中に迷いがあるのなら、

敢えて選択せずに、日常を過ごしなさい。


いずれ自ずと決めたくなる瞬間がやってくるはずです。


混沌とした世の中…

時代が移り変わろうとしている。


だからこそ、存分に悩み抜いて、

よく見極めてくださいね。


追伸


「急な引退が怖いです」

「ももかさん居なくならないでくださいね」


私はそんな儚く可憐な存在ではございません。


でも、明日のことは誰にも分からない。


明日も明後日もその先の未来も…

保証された一日なんて、存在しません。


だからね…

逢いたい人には逢いたい時に逢いに行け。


「さっきと言ってることが違います!」って想ったそこの貴方…


こうして振り回されるのも悪く無いでしょ?


素敵なアバンチュールを…


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私の足許に来てくれたM紳士にインタビューしたところTwitterや Blogにて私を発見し、毎日の様に更新される記事を読んでいた…次第に実際に逢って確かめたい、そう想って今日は来たと…そんな風に話をしてくれる男性が非常に多い。


恐らく「逢いたい」より「確かめたい」が上回っているんじゃないのかな?

本当にこんな人がいるのかどうかってね…


前置きはこのぐらいにしようか。


じゃあね、先ずは貴方に質問。


私の事をどれ位知ってる?

例えば私の好きな食べ物、嫌いな食べ物、性的嗜好、休日の過ごし方…

全部知っているんじゃないか?


対して私は貴方の事を未だよく知らない。

或いは認知すらしていない状態だ。


私と貴方が出逢うのは、“必然”か“偶然”か。

私が最近よく考えているテーマなんだ。

…貴方はどう想う?


…では仮に“偶然”と仮定してみようか。


偶然性の意味について語った男が居たね…

彼によると、偶然とは必ず起こるとは限らないものであり、もしかしたら存在しなかったかもしれないという事。だから確率論とは全く異なるというのが彼の主張だ。


私と貴方の関係性に応用して考えてみると、私たちの間に生じた(若しくは生じるであろう)偶然は“仮説的偶然”に分類される。それはつまり“本来出逢う筈の無いふたりが偶々出逢ってしまった”という事態だ。

そう…SMクラブに在籍する気なんて更々無かった私が貴方と出逢う確率なんて限り無く0に等しかったという事。


それは唯、本当に偶々かもしれないが…

無数の可能性の中から生じたというのは事実だね。


彼はその“偶然”に“運命愛”が生じると説いたんだ。


「この偶然は運命だから愛そう」


私は彼のこの言葉が最高に好きだ。


さぁ…鍵は貴方に託したよ。


その手で扉を開けなさい。

そして偶然を引き寄せ、

私に運命という名のGiftを捧げておくれ…


期待してる…



追伸


「Blogでの語り口調と実際の喋り方、変わらないんですね…」

本日、私と運命の出逢いを果たしたM紳士からそう言われ「当たり前だろう!」と想った百々果なのでした。


敬語だって、遣おうと思えば遣えるさ。


結局は、その儘で良いと私の我儘を聴いてくれる貴方に甘えてしまうのだがね…


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