「なんでそんな簡単に決めちゃうんですか。」
「私はもう『1+1は』という安全な世界線で生きることができなくなってしまったから、かな。」
どちらかを選ばなければならない。
どちらも選べるものなら選びたい。
良心を捨てたら、どちらも取る。
情がないなら、どちらも捨てる。
でも、そうではない。
そうはいかない時がある。
それでも、いつかは、
どちらかひとつを取らねばならない時がくる。
究極の選択を迫られる瞬間が訪れたら、
貴方に想い出して欲しいことがあります。
それは、
「自分が選んだ選択とその結果を心から受け容れた時、かつてのその選択は決断時に遡及して、正しい選択となる。」
ということです。
言い換えると、
正しい選択も、誤った選択も、
私たちにはないってことなんだよ。
導かれた結果全てを強く受け容れることで、
初めて楽になれるってことなんだよ。
簡単には決めてないよ。
その私の決断受容日なるものが、
偶々〝今〟だっただけよ。
愛らしい貴方はきっと…
その受容日が来るまでは後悔も愚痴もある。
目移りもするでしょう…
でも、それでいいのよ。
丸ごと受け容れて、
これでいいのだと想える瞬間が来るまで、
リミットを決めて待っていてごらん。
しっくりきたら、それでよし。
だめならだめで、さっさと次に行けばよし。
貴方は忘れてしまっているだろうけれども、あの時のあの出来事はこの日のこの瞬間のためにあったんだ、なんて洒脱なことは貴方の人生にも結構登場しているはず。
伏線の多くは回収される。
ですから、どちらか選びなさい。
選び続けなさい。
人生のエンドロールまで、必ず次は在る。
追伸
「百々果さん、辞めないで欲しい。
俺ならどんな手段を使っても引き留めてた。」
その素直さは最大の武器。
1年間、お世話になりました。
ありがとう。
感謝しています。



