SMは“信頼関係”が大切。

此の世界に身を置いているとよく耳にするセリフではないだろうか。


「そんなに簡単に、信頼なんて出来るか?」


…私は何時もそう想ってしまう。


少なくとも私は最初から相手を信頼し切ってプレイした事なんて一度もない。と言うか、出来ない。


…という訳で、M紳士諸君。

申し訳ないが、初回プレイで私がしてやれる事は、貴方の要望をよく聴き取り、可能な範囲で叶えてやる。

精々その程度だと考えておいて欲しい。


本来、調教は年単位で進めていくものだ。

長い時間を共に過ごせば、女王と奴隷という関係性に留まらず、人としての付き合いを嫌でもせざるを得なくなる。



「百々果様の言う事は何でもきけます。NGプレイもありません。お好きな様に虐めてください。百々果様の事が大好きです。」


「そうか…私、お前嫌い。遊ばない。」


もう7、8年前……

初めて私の足許に来たお前に私はそう言い放ち、突き返した。


私は人体実験はしない。

肉体の限界なんて高が知れている。

どんなに調教・開発を繰り返しても、全然面白くない。


もしも今、このBlogを読んでいる貴方がMとしての肉体的限界を追求している最中ならば、一度立ち止まってよく考えてみなさい。


早ければ数年で限界は来る。

その時点で、その主には捨てられるだろう…

それでも良ければ、行きなさい。


数ヶ月…いや、もっと経ってからだね。

お前は私の足許に戻ってきた。

ボロボロに傷ついた肉体を引き連れて…


迷わず、抱き締めた。


彼が私の精神調教の原点。



肉の摩擦による快楽なんて、超えていけ。


心は何処迄も自由になれる。




追伸


未だ見ぬ貴方へ


痛い事、熱い事、苦しい事、全部出来なくなって、いい。

…その瞳の奥の輝きだけで充分だ。


約束を守ってくれる。

言葉より行動。

優しいね…

貴方は誠実な人だ。


信頼するよ…

私の事もどうか信じ、頼って欲しい。


そんな素敵な未来を夢見て…


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