不意にAMANDAの電話が鳴った。


…私はもう帰り支度をしていたが、

当日飛び込み70分コースの問い合わせだった。


「まぁ…いいか。」

気が向いたので、引き受ける事に。


…扉をゆっくり3回ノックする。


足音が聴こえて来ないので、

扉の前で健気に待っていたのだな。


「…こんばんは……」

君は、感じの良い青年だった。

未だ20代前半かな。


私も挨拶を済ませて、入室。

ふたりで、ソファに腰掛けた。


「「「百々果様、ごめんなさい!!!」」」


驚いたよ…

いきなり大声で何事かと思うじゃないか。


…まぁ、君の話を聴くしかないね。


「僕は、1ヶ月程前からメールさせていただいている〇〇です。」


…あぁ、憶えている。

君だったか。


「冷やかしだったんです。来る気なんて更々無いのにメールしたんです。無料で女王様とメールしたいだけでした。」


…えぇ…?!全く気づかなかった。


「精々2、3件で無視されると思ってたのに、百々果様は1ヶ月間、僕のメールにきちんと返事をくれました。」


「ごめんなさい、許してください。」


…泣くなよ。


「どうして?

君はこうしてちゃんと逢いに来たじゃないか。」


切っ掛けなんて、どうでもいいよ。


君と出逢えた奇跡に、感謝する。



追伸


評判の良い高級レストランへ…


HPを開いてメニュー表を眺めていると、

注文したいコース料理に苦手な食材が…

融通が利くか、問い合わせしてみる事に。


「予約する気が無いなら、問い合わせしないでください。」


( 💢◜ω◝💢 )カッチーン……(金蹴りの構え)


そんなレストラン誰が行くか!!!


※ 不快に思う内容、返信の強要、度重なる同じ内容、理解不明な内容その他不適切であると判断した場合は返信を致しかねます。

きっとほぼ全ての女王様より。


素敵なM紳士で居てくださいね。

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