最近、何やら調教序でに人生相談を受ける機会が多い。


私は貴方の仕事やその他のプライベートについて熟知している訳ではないので、具体的なアドバイスをしてやる事は難しい。


然し、私を選んで相談を持ち掛けてくれる人間に対して、適当な返答はしたくない。


そこで、私が大切にしている〝ゼロ視点〟について綴っておこうと想う。

どの様な局面でも少しは貴方の役に立つ筈だ。


人は、その時に必要なもの・人と出逢うものだ。

だからこそ、見逃してはいけないよ…


その為に常に〝明鏡止水の状態且つフラットな視点〟を保っておく可きだ。


つまり〝ゼロ視点〟


ゼロ視点を保つ為に有効な手段を具体的に紹介しておこう。


決断する時、先ず周囲のある程度信用の置ける人間に「どう思う?」と問い掛ける。

一通り聞き終えたら(自分の意思とは関係無く)全て受け容れ、概要をまとめなさい。


ゼロ視点はここからが重要だ。


自分自身の中に他者の意見をストックさせたら、聞いた事を全てゼロにして貴方の〝直感〟を頼りに決めなさい。

自分が決めるというより、状況を俯瞰して見た客観的な誰かに言われている様な…導かれる様な感覚で決めるのよ。


何故この様な方法を薦めるかというと、人は周囲の事を考え過ぎるあまり、自分の意見を二の次、三の次にしがちだから…


自分自身の直感は、案外馬鹿に出来ない。

もっと貴方自身の事を信じ、頼りにしてあげなさい。


相対的な視点は時に、雑念になる。


ゼロ視点ならではの直感を大切にするといい。


追伸


「百々果様は、どう思われますか?」


その問題提起の仕方は、

余りにも曖昧且つ乱雑過ぎではないか?

……


然し、これだけは言ってやれる。


「多数派の意見が正しいとは限らない」


そして…


「その場に介した全員が賛成する計画は危ない」

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