〝してあげた〟という感情は、美しくない。
だから私はやりたくない事は、極力やらない。
親切も、気遣いも、お手伝いも、
全ては自分の意思でやった事だよ。
それらは見返りを求めない愛情表現。
〝してあげた〟と想うのは、ナシ。
何故ならば〝してあげた〟ことは、
ひとつもない筈だ。
何時だって、
〝したくて、自分がしたんだよ〟
追伸
従者O
この文章を綴っている最中に、
真っ先に思い浮かんだのは、お前だ。
お前から〝してあげた〟という感情を
感じ取ったことは、恐らく一度もない。
そんなお前は、贈り物をしてこない。
便りも寄越さず、何時も私が送りつけている。
「う〜ん…」
それなのに、逢うとその心は愛で溢れてる。
全力で私への愛を伝えてくれているのが解る。
扉を開けた瞬間のお前の笑顔が好きだ。
無垢な瞳が好き。
必ず次の約束をしてくれるのが好き。
その約束が必ず行動で裏付けられるのが好き。
私の手作り!林檎とキャラメルのスコーン。
「何が入っているか分からないのですが、
とても、美味しいです。」
お前らしいが…
「センスナシ!!!」
然し、私は盛大な勘違いをしていたのだね。
これ、最高だ。
感謝する、ありがとう。