「私に逢いに来た理由は?」

…私のお決まりの台詞。


貴方って、素直な人。


「なんで予約とれないの?と…

えっと、すいません…

正直、ずっと、そう思ってて…

…それが、理由?で。」


「えっと、先まで埋まってるってことは、

リピーターが多いのか…って……」


「でも、リピートって、僕は…

僕は、ですよ?…そんなにしたことなくて…」


「だから、なんでって思ってました。

リピートするほど〝何がいいの?〟って…」


「確かめたくて、来ました。」


セッションの後、

ソファに掛けて、話をしたね。


貴方、やっぱりとても素直な人よ。


「僕もリピしちゃいますねぇ…」


『何故?』


「………感じたまま話しても…いいですか?」


『ええ、勿論よ。』


「…最初、思ってたよりずっと綺麗な人で…

びっくりしてたんですよ。

それで、超上品な感じで喋るし、動くから…

いや…これセッションどうなるの…って…

この人にこんなこといっていいのかな…

エゴマゾって絶対思われるよなとか…

そんなこと考えてたら、真っ直ぐ目視られて…

うわぁ…って…完全にテンパって……

でも言わないとやってもらえない…から…

それは嫌なので…頑張って全部言いました…

百々果様ずっと黙って聴いてくれて…

でも、めっちゃ失礼だったら…すいません…

途中から綺麗っていうか、可愛いらしい…?

そんな雰囲気に変わっていった気がしました…

なんか、不思議なんですよね…

シャワーして待ってる時もこれ大丈夫かなって…

なんでか分からないけど、もう身体震えて…」


「扉が開いた瞬間…

あの空気が重く揺れる感じ…」


「〝スイッチ〟がありましたよね」


「その後ちょっと記憶飛んでるんですけど…」


「兎に角ちゃんと人間以下…

便器として扱ってもらえた…

もう一切の遠慮なかったですよね…

僕を大声で罵倒して…本当に玩具みたいに…

そうしながら…子どもみたいにはしゃいでる…

高笑いして…白目剥いて…頭振ってる…」


「演技って…やってもらってるって…

流石に分かっちゃうから…

それがダメなんじゃなくて…

それが当たり前だし…仕方なくて…

でもこの性癖…どうにもなんないから…

こういうとこ、来るしかない…

お金払ってやってもらうしかないって…

でも、やっぱ虚しくなるし…自分が嫌になる…

もう、ずっとそうだったから…」


「百々果様は、心から愉しんでくれた…

この歪んだ性癖を肯定してもらえたような…

初めて…だから、嬉しかった…」


「天賦の性戯の才…」


「〝本当に欲しいものをくれた〟」


涙を浮かべて言葉を尽くす貴方…好きよ。

素直な貴方…好きよ。


本能に根差したエゴイスティックな欲望…


そう…誰しも、認めて欲しい。


他人に何と言われようと、気にするな。


貴方の欲望は、綺麗だ。


追伸


最近、私の足許で涙を流すM紳士増加中…

(※一部、私に怒られて泣かされてる)


\    あるNightが命名してくれた   /

歩くパワースポット🔮女王 花神 百々果!


ちゃんと…その涙フキフキもしてあげる!

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