私は貴方と必ず約束をしたい。


約束には、日々のこと…

次逢う時に果たすもの…

永い時間をかけて果たすもの…


色々な約束が存在している。


お互いが気持ちよく約束できるのは、

私と貴方の関係がうまくいっている証拠。


約束は、お互いを安心させる。


「信頼しているから、約束は必要ない」

という人間もいるんだけれども、

私は、詭弁のように感じてしまう。

そのような発言をする時点で、信用ならない。


そして、私は貴方に伝えたことや約束したことについて、繰り返し、言葉にしたくない。


要は、釘を刺したくないんだよ。


どうしても絶対に守って欲しい時や、

貴方がいかにも忘れそうになっている時は、

仕方なくそうするけれど…


……


いや…

それは私の都合を優先しているだけだね。


貴方のことを信じているのなら、

釘を刺すべきではないし、

一度伝えたら、全て委ねてみるよ。


追伸


あれは幼稚部の頃の記憶…

初めて同級生に声を掛けてもらった。


「百々果ちゃん、来週の月曜日遊ぼうよ。」


返事をする前に、予定表を確認した。


ピアノ…

バイオリン…

クラシックバレエ…

お習字…

お花…

英会話…


その日は別日振替になっており、

珍しく習い事が一つもなかった。


『うん、遊ぼう。』


「『約束だよ』」


本当はとても、嬉しかった。


でも、誰も来なかった。

真っ暗になるまで待っていたら、

家の者が迎えに来て、叱られた…


今、振り返ってみれば幼稚園児がする1週間以上先の約束など、きちんと果たされるわけがないのか…とも想うし、単純に私があまり好かれていなかったのかもしれない。


どちらにせよ、

釘を刺してしまう癖は、治さないとね…


いつも、ありがとう。

感謝しています。

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